ぎっくり腰…腕が上がらない…そんな「急に…」の陰に「慢性」あり！

「何もしていないのに、急に腰が痛くなった」
「最近、腕が痛くて上げると痛い」

このような“急な痛み”を訴える方が、たまにいらっしゃいます。

「え？何もしていないのに！？」と思われるかもしれませんが、そういう方々お体をチェックしてすると、共通して見られるものがあります。

それは…慢性的なこわばり。

実は“急な痛み”の多くは、長い間、積み重なった体のこわばりやゆがみが限界を超えた結果かもしれないんです。

「ギックリ腰」はある日突然ではない？

例えば、「昨日から急に…」というギックリ腰になった方々の体をチェックしてみます。

すると、背中・オシリ・太ももなどに、昨日今日でできたとは思えないような、こわばりがあることばかりです。

腰自体にこわばりがある場合もあるんですが、こんな風に、視野を広げてで見てみると、腰に近い部分が、強くこわばっていることが多いんです。

どういう事かというと…

例えば、普段から背中やオシリの筋肉がこわばっていると、股関節や背骨がうまく動かず、腰に負担がかかります。

それが積み重なると、背中やオシリの筋肉のこわばりが強くなりすぎて、いつも以上に腰に負担がかかり、特別な事をしていなくても、何かの拍子にときに、ギックリ腰になる。

だから…

・ぎっくり腰を数年おきに繰り返している
・ずっと腰が重だるい、スッキリしない
・慢性的に背中の違和感がある

こういった方は、“ギックリ予備軍”と言えるかもしれないんです。

こんな症状も、ある日突然ではない？

「足がよくつるんです」
「肩を上げようとすると痛くて…」
「階段で膝が違和感あるんです」

こういう方々も、お体のチェックをすると…

・足がつる
　➡足指・足裏・ふくらはぎのこわばり

・肩が上がらない
　➡鎖骨・肩甲骨周りのこわばり

・膝の違和感
　 ➡股関節やオシリ、足裏のこわばり

…などが見られることがあります。

小火（ぼや）が大火事になる前に

「ちょっと違和感あるけど、そのうちに治るかな…」
そんなふうに感じていた小さな不調が、ある日突然“大きな痛み”として現れることがあります。

「小火ぼやが大火事になる」ことがあるように。

もちろん、大火事になることなく、小火ぼやは小火ぼやのままでいたり、そのうち鎮火することもあります。

ですが、早い段階で対処すれば、その分スッキリするので、そう考えても早めに対処がオススメです。

---

「何もしてないのに急に…」
「苦にならないんだけど、ずっと…」

という痛み・違和感などの症状がある場合は、日々の体のこわばりやゆがみ、疲れが積み重なった結果かもしれません。

少しでも気になるサインがあれば、お早めにご相談くださいね。