
こんにちは。名古屋市中村区で「痛くない整体」をやっています。整体院アネロの院長・松ヶ下です。
最近、背骨について勉強していて、改めて思いました。
「やっぱり姿勢って大事!」って。
姿勢が大事というのは、昔から当たり前のように言われてきたことです。
肩こり、腰痛の話では、あまりにも当たり前に言われるため、「はいはい、姿勢ね」と聞き流してしまい、その意味や重要性を深く考えることは少ないのではないでしょうか。
今回は、そんな「背骨」「姿勢」についてお話ししたいと思います。
背骨と神経の関係
私たちの体の中心にある背骨。その中や周りには、大切な神経が通っています。
姿勢が悪くなって背骨がゆがむと、その神経が圧迫され、先につながる筋肉や臓器に影響が及び、不調に繋がることがあります。
「水を撒くホース」をイメージしてください。ホースが折れ曲がっていたら、水の出は悪くなりますよね。
その状態では、掃除も水やりもうまくできません。
「そりゃホースが折れたら水が出ないよね」と思うのではないでしょうか。
それと同じ理屈で、背骨が歪むと神経の流れがスムーズにいかなくなるのです。

背骨のゆがみは、全身のゆがみに
さらに背骨には、頭蓋骨、肩甲骨、骨盤、大腿骨など、色んな所に付く筋肉もついています。
そのため、背骨のゆがみが、体のさまざまな部分のゆがみに繋がることもあるんです。

良い姿勢をとるのが難しい理由
とは言え「猫背を直そう!」「今日から良い姿勢を意識しよう!」と決意しても、思うようにできない場合もあります。
その原因の1つが、これまでの姿勢に合わせて筋肉に“クセ”がついているからです。
①これまでの姿勢を取るために、よく使っている筋肉があります。
②良い姿勢を取ろうとしても、それに必要な筋肉が弱っている場合もあります。
ですから、良い姿勢をとろうとしたときに「かたくてできない」「痛みが出る」「すぐ疲れる」ということにも繋がってしまいます。
ですが、これは「今までと違うことをしている」から起こる自然な反応でもあります。
そう感じるのがダメなのでなく、そう感じるのはフツーなんですよ。
普段、走っていない人が、いきなりマラソンをしようと思っても出来ないでしょう。
それと似てるように思います。
姿勢改善のコツ:「こわばりを緩める」「少しずつ」
ではどうすればよいのか?
ポイントはシンプルで
①「こわばりを緩める」こと。
②「少しずつ」取り組むこと。
こわばりを緩めると、良い姿勢を取るのに邪魔している筋肉がほぐれ、自然と良い姿勢を取りやすくなります。
また、今まで使っていなかった筋肉をいきなり働かせようとすると、痛みや疲れを感じます。だからこそ「無理なく少しずつ」がコツなんです。
100点でなく合格点を目指せばいい!
「少しずつ」と聞くと、「良くなるまで時間がかかるのか…」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
例えば「姿勢が悪い」「肩こりがある」という場合。
普段施術をしていても、ご本人が思われてる以上に、姿勢が悪くなかったり、肩のこわばりが少ない場合がよくあります。
その場合、数日で
「最近ちょっと姿勢が良くなったかも」
「最近背中がスッキリした感じがする」
「前と比べると肩がこりにくくなったかも」
という実感できることがあります。
それに、ずっと痛みが0の状態になる事を求めなくても「これくらいなら、それほど気にならない」という、100点満点でなく合格点を目指す考え方もあります。
姿勢は見た目や心にも影響する
また、姿勢の影響は、体の不調だけではありません。
「背筋の伸びた人」と「背中を丸めた人」では、健康状態や性格、年齢など、どんな印象を持つでしょうか。
腰にグーを当てて、胸を張って…という「パワーポーズ」を取ると、自信が湧いてきたり、やる気ホルモンが出るとも言われます。
このように、姿勢は、身体的な効果に加えて、見た目の印象、精神面にも影響するんです。


まとめ
「姿勢が大事」と言われるのは、ただの決まり文句ではありません。
背骨を本来の「通る」「流れる」状態に近づけることは、今ある不調を改善するきっかけになり、見た目の印象や精神面にも良い変化をもたらします。
良い姿勢…心掛けても損はないと思いますよ♪








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