
こんにちは。名古屋市中村区で「痛くない整体」をやっています。整体院アネロの院長・松ヶ下です。
四十肩、腰痛、膝の痛みなどで通院していて、順調に良くなってきたタイミングに、元々あったのと同じような痛みがあると「元に戻っちゃった…」と落ち込む方がいます。
ですが、その痛みは必ずしも、元に戻ったとは限らないんです。
なぜ痛みが出たのに、元に戻ったわけでないのか、今回は、その理由についてお話ししたいと思います。
■「やっぱりダメ…」という方の体を確認すると
長年施術をしていると、通院して良くなっていた途中で、何かのきっかけで痛みが悪化したときに「良くなってたのに、また戻っちゃった…」と落ち込む方がいます。
せっかく調子が上がってきたのに、また痛みを感じれば「やっぱりダメなのかな…」と不安になる気持ちも分かります。
ですが体の状態を確認すると
「確かにいつもよりは
少しこわばっている部分はある
でも大きなこわばりはなく
以前の悪かった状態よりは明らかに良い」
ということばかりなんです。
そして、こういった痛みは、長く続かないことばかりです。

■痛みが出たときに共通するきっかけ
そういう方のお話を聞いていると共通するのが
・普段しないことをした
・普段以上に体を使った
といった“きっかけ”があることです。
・四十肩だけど、控えていた掃除をした
・膝の痛みがあるけど、沢山に歩いた
・腰痛がある中で、草むしりをした
など。
“最近ストレスが強い” という場合もあります。
「普段しないことをして、痛くなる」
「普段以上に体を使って、痛くなる」
というのは、そもそも特別なことではありません。
健康な人でも、子どもでも、アスリートでも、いつもと違うことをしたり、やり過ぎれば、痛みや疲れが出るのは自然なことです。
特に不調がある人なら、弱い部分に響きやすく、意識が患部にいきやすいので「やっぱり…」「また…」という風にも感じやすいでしょう。
深呼吸を頑張って、筋肉痛!?
以前ヨガに通っていた頃、ポーズは簡単なやさしいコースだったのですが、呼吸を頑張ってしたら、数時間にオナカや背中の痛みが出たことがありました。
日常生活では、しっかり深く呼吸することがなく、また呼吸では、横隔膜やオナカの筋肉を使うので、当然と言えば当然なんですが、「呼吸でこんなに!?」驚いた経験があります。
■「痛い = 戻った」ではない
「普段しないことをして痛くなった」
「普段以上に体を使って痛くなった」
そんな風に、痛みを感じたのは事実です。
ですが
「痛い = 元に戻った」ではないのです。
その理由は「主観的な情報」と「客観的な情報」にあります。
【主観的な情報】
・痛み・違和感・動かしにくさ
・本人にしか分からない感覚的なもの
【客観的な情報】
・筋肉のこわばり、関節の可動域の制限
・本人以外でも分かること
痛みを感じたのは事実でも、筋肉のこわばり、関節の可動域の制限などを確認すると、そういうものが多少あっても、大きく悪くなっていないことばかりなんです。
そして、以前の一番悪かった状態よりは明らかに良いことばかりなんです。
だから、戻っていないということなんです。
それだけでなく、また今まで通りにしていれば元に戻ることばかりです。
それに、動いている分、柔らかくなっていることさえあります。
だから、痛いのは事実でも、また戻ったということではないんです。
■問題は「その痛みが長く続いたとき」
もし、そんな風に痛みが出た時に、問題にするべきなのは、その痛みがずっと続くようなときです。
そうでなければ、痛みは気になってもカウントしなくていいと思います。「また戻った」とすぐに結論づけなくていいです。
普段しないことをすれば痛くなるのは自然なことで、特に不調がある人ならなおさらですから。
ずいぶん前にこんな事がありました。
普段運動をしない肩こりで通っていた20代の女性。フルマラソンを走るからと、その後に予約されました。
マラソン後の体の状態はどうだったでしょう。
いつも以上に肩こりは、なかったんです。
「体はバキバキ」に感じるかもしれません。でも使った分いつもより柔らかくなったと考えられるんです。
■「やってみよう」と思えたこと自体が改善の証拠
それに、これまで痛くて控えていたことを「ちょっとやってみようかな」と思えたこと。
それ自体が、体の状態が良くなってきているサインでもあります。
痛みが気になって、心配なら、やりたくなってもやらないでしょう。
これまで控えてたことをやって痛みが出たなら、「またダメだ」ではなく「まだ少し早かった」というサインなんです。
それに、「痛みが出るか、出ないか」「以前と比べてどれくらいできるか」というのは実際にやってみないと分かりません。
やってみたことで、現在の状況を知るきっかけになります。
旅行に行くと、良くなって帰ってくる
膝の痛みや腰痛がある方の中には、「今度、友達と旅行へ行くんだけど、痛くならないか心配で…」「一緒に付いて歩けるかどうか…」という方がいます。
結論だけを言うと…
今まで全員が何事もなく帰ってきます。なんなら、曲がってた膝が伸びて帰ってきた方もいました。
非日常で、楽しく動くというのが、良いのかなと思います。
■“試しに” をしてみる効果
逆に、以前より改善してるのに「痛くなったら嫌だから、ずっとやってないです…」という人もいます。
その気持ちもわかります。
ですが施術の目的は、“痛みを改善するため”だけでなく、“したいことをするため”というのもあると思います。
「痛くなるのが怖いからやらない」では、何のために施術をしているのか分からなくなってしまいます。
もちろん、ちゃんと安心できるまでしないというのもアリです。
でも、怖いだけで、やってみたら案外、思ったよりできたということもあるでしょう。
それに先にお話ししたように、試してみるのは、現在の状況を知るためでもあります。
だからこそ、ちょっと良くなったきたら「無理のない範囲でやってみる」「時間や量を減らしてみる」といった形で、少しずつ戻していくのもオススメです。
こんな風に勧めるのには理由があります。
それは、色んな人をみていると、「まだ痛いけど、ちょっとやってみた」という人の方が、改善が早い傾向があるからです。
それに、少しでもできたらうれしかったり、良くなってることを実感できたり、自信も持てるでしょう。
痛みが出たなら、「またダメだ」ではなく「まだ少し早かった」というだけですよ。
■「昔のケガだから、しょうがない」と思っていませんか?
もうひとつ、多くの人が「やっぱり…」「しょうがない…」と諦めがちになることがあります。
それは、交通事故、骨折、捻挫などがきっかけでなった不調です。
「以前、〇〇してからずっと調子が悪くて…」という風に言われます。

■「治療が終わった=元に戻った」ではない
その原因の1つをこう考えています。
例えば、交通事故や捻挫で、整形外科に通院したとしましょう。
痛みも軽くなり、日常生活でも不自由が減ってきて、病院でも「もういいでしょう」と言われれば、それで治療することを止めてしまいます。
(忙しさを理由に通院を止めることもあるでしょう。)
これが、スポーツ選手であれば、日常生活に戻るだけでなく、元のプレイができるようになるまでリハビリやトレーニングを続けます。
ですが、一般の方は「痛くない = 終了」になりやすいのです。
■古傷は改善した方がいい
もちろん、そういう状態でも、その後、大きな不調もなく過ごせることもあるでしょう。
ですが、肩こりや腰痛などになり始めた時期が「〇〇の後から…」という場合なら、それが関わっている可能性も考えられます。
また、離れた部分であっても、現在ある不調にも関わっている可能性もあります。
なぜなら、“腰痛がある側の足首が捻挫がクセになっている” というような方を見てきたからです。
人間の体は繋がっているので、可能性はゼロとは言えないでしょう。
だから、何年も経っていても、古傷があるなら、それを改善することに意味があるのです。
■痛めた部分は、どんな状態であることが多いか
実際に、良かったときと比べたり、左右片側の場合は良い側と比べると
・筋肉のこわばりがある
・関節の可動域が少ない
(反対に、広くなり過ぎてる、ゆるそう)
・筋力が弱い
・自在に動かせない
というのがみられることばかりなのです。
・四十肩になった側の肩が、凝りやすい
・よくつる足は、過去に捻挫をしていた
という方もみてきました。
■何年経っていても、体は変えられる
たとえ何年も前の不調であっても、筋肉や関節のこわばりをゆるめたりすることが大事だと考えています。
そうすることによって、痛めた部分に出る不調を改善できたり、離れた部分の不調の改善を期待できるからです。
服を引っ張ると、離れた部分まで引っ張られるように、また、建物の基礎、土台が不安定だと、その上に影響するように、体も繋がっているのです。

■最後に
「良くなってたのに、また…」
「昔、痛めたから仕方ないのかな…」
そう感じる不調は、まだ諦めなくてもいいかもしれませんよ。
同じように「もう歳だからかな…」と思ってしまう不調もそうです。
なぜなら、20代の頃の膝の痛みが40代になって改善したり、70代でも背骨のゆがみ、背中の痛みが楽になることがあるからです。
“慢性的な痛みの原因の多くは「持続的」「繰り返し」によるもの” と言われます。
“90代の女性でも、筋力が強くなる”ということが分かってるとも言われます。
もちろん、どうしようもないものもあります。
でも、できることもあるんですよ。








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