疲れやすいのは歳のせい?体力不足?|筋肉と関節から考える疲れやすさの原因

健康豆知識
松ヶ下
松ヶ下

こんにちは。名古屋市中村区で「痛くない整体」をやっています。整体院アネロの院長・松ヶ下まつがしたです。

中高年の方を施術していると、体に関する悩みで、 ”疲れやすさ” についてよく聞きます。

そもそも、なぜ疲れやすくなるのでしょうか。

「以前と比べて、体力が落ちたから」というのもあるでしょう。

今回は、整体院ならではの、“筋肉や関節から見た、疲れやすさ” についてお話ししたいと思います。


■“ブレーキ”が疲れの原因になる

例えば、肘を曲げるとき

  • 腕の前側の筋肉は、縮む
  • 腕の後ろ側の筋肉は、伸びる

ちゃんと縮んで、ちゃんと伸びるから、肘を曲げることができます。

このとき、もし後ろ側の筋肉がこわばっていたらどうなるでしょう。

本来ならスムーズに曲がるはずなのに、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるような状態になってしまいます。

そうなると、前側の筋肉はもっと頑張らなければなりません。

つまり、筋肉がこわばっていると、同じ動きをするのに、余計な力を使うことになるのです。


■ブレーキがあちこちにあったら…

これが、肩、股関節、膝、足首など全身の色んなところで起きていたらどうなるでしょう。

立ち上がる・階段を上る・しゃがむ・物を持つ…

そういった日常的な動作でも、毎回余計なエネルギーを使っていることになり、疲れやすくなってしまいます。


■筋肉が衰えると、さらに疲れやすくなる

さらに

筋肉は、年齢とともに少しずつ減っていく
使わない機能は衰える

とも言われます。

“年齢””使わないこと” のダブルパンチで、筋肉はさらに衰えやすくなります。

先ほどのように、“筋肉のこわばりが、スムーズな関節の動きのブレーキになる” というのに加えて、動かす側の筋力まで落ちていたらどうでしょう。

もともとこわばりがあって疲れやすい状態だったのに、さらに疲れやすくなってしまいます。

このように、“筋肉のこわばり”“筋肉が衰えること” とが重なることで、「疲れやすい体」はさらに進んでしまうと想像できます。


■関節が硬さも、疲れの原因になる

疲れやすさの原因となる “動きのブレーキ” になるのは筋肉だけではありません。

“関節自体の動き具合” も関係します。

ドアの蝶番を思い浮かべてみてましょう。

長年使っていても、油を注すなどメンテナンスをしていれば、軽い力でスムーズに開け閉めすることができます。

ですが、使うことがなく、メンテナンスもしていないと、錆びて動きが悪くなり、その分、余計な力が必要になります。

肩や膝、股関節など、これと人間の関節も同じです。

長時間同じ姿勢が続いたり、普段から体を動かす機会が少ないと、関節包かんせつほうや周囲の組織は少しずつこわばってきます。

すると、本来なら少ない力で動くはずなのに、余計な力が必要になり、筋肉はもっと頑張らないといけなくなり、さらに疲れやすくなると考えることができます。

施術で関節の動きを良くすると、その部分を動かしやすくなるという方が多いことからも、そう言えるでしょう。


■人間の体は自転車と同じ

“筋肉や関節””疲れやすさ”の関係は、自転車を想像すると分かりやすいのではないでしょうか。

タイヤに空気を入れたり、チェーン油を注すと、古い自転車でもそれだけで、こぎやすくなり、その分疲れにくくなります。

また、ジーンズのような硬い素材だったり、厚着しているときよりも、柔らかい生地の方がこぎやすかったりします。

筋肉や関節のこわばりが疲れやすさに関係するのは、そんなイメージです。


■“血液やリンパの流れ” も疲れに関係する

また、筋肉や関節のこわばりがゆるまることで、“血液やリンパの流れ”が良くなります。

すると、必要な酸素や栄養が届きやすくなり、不要になった老廃物などが回収されることによっても、疲れにくくもなるでしょう。

肩こり、腰痛、姿勢の悪さは、現代病とも言えるくらい感じている方が多いです。

ということは、多くの方が、トレーニングや体を鍛える前に、体の動き良くするだけで、疲れにくくなるのではないかと思います。


■疲れを感じやすいのは、“普段以上に動いたとき”

疲れやすいという方のお話を詳しく聞いていると

「普通のときはいいけど、長時間歩いたり、階段が疲れる」

という方も多いです。

長時間歩けば、その分、筋肉も関節も動かしますし、持久力も関係しています。

また階段では、立ったり歩く以上の、より強い筋力を必要とします。

それ以外にも、掃除、草むしりなど、疲れやすさを感じるのは、“普段以上に動いたとき”が多いではないでしょうか。

これは考え方を変えれば、

体づくりの基準を、普段の生活や、痛みがなければいいというのでなく、長時間歩くことや、階段の上り下りを基準にする

そうすることで、日常の疲れやすさも減らせるとも考えることもできます。


■動かないと、ますます動けなくなる

実際、現代は、車やエレベーターだけでなく、掃除まで家電がしてくれる便利な時代です。これからもどんどん便利になっていくでしょう。

ですが便利になるということは、体を動かす機会が減るということでもあります。

ですが、体の仕組みは変わりません。

筋肉も関節も、動かすことで良い状態を保ち、動くときに活躍する部分です。

筋肉…
収縮と弛緩を繰り返すことで、力を発揮し、体の動きに関わります。

関節…
動かすことで刺激され、潤滑油が出たり、滑らかさを保ちます。

筋肉も関節も使っている方が、持久力や体力が落ちにくく、疲れにくいでしょう。


■使わない悪循環

逆に使わなければ

使わなければ
こわばり、動きにくくなる

動きにくいから、動きたくなくなる

動かないから
疲れやすくなる
こわばり、動きにくくなる

そんな悪循環ができてしまいます。

それだけでなく、筋肉や関節がこわばりは、痛みや違和感にも繋がります。

痛みや違和感も、動きたくなくなるという “精神的な原因” にもなり、悪循環ができてしまいます。

だから、痛みの改善だけでなく、”疲れ対策”にも、こわばりを緩めて、動きやすくすることが大切なのです。


■疲れやすさを “歳のせい” と諦めていませんか?

施術をしていると、疲れに関して

「歳だから、しょうがない」
「歩いたりして体力をつけないといけない」

そう話される方ばかりです。

もちろん年齢の影響はありますし、歩くなど運動するのも方法の1つです。

ですが、“筋肉や関節の動きが悪くなっていること” が疲れやすさに関係している場合もあるのです。

一度、そういう観点から “疲れ対策” を考えてみてはどうでしょう?

実際に施術をしていても「軽くなった」「動かしやすくなった」という感想をよく聞きます。

自転車で言うなら、タイヤに空気を入れて、チェーンに油を注した状態とも言えます。

そんな、今より軽く動く体の状態を、少しでも保つことができれば、疲れやすさにも良い影響を与えるでしょう。

それに、動きやすい体の状態にした方が、歩いたりして、体力をつけることもしやすいはずです。


■最後に

筋肉や関節がスムーズに動けば、同じ動作でも軽い力で動くことができます。

歩くことも、立ち上がることも、階段を上ることも、以前よりやりやすくなるでしょう。

「疲れやすさが気になる…」

そう思うとき、「体力をつけなきゃ」とトレーニングをするのもいいですが、“筋肉や関節”という観点から、ご自身の体を見直してみるのもオススメです。

疲れやすさ改善の鍵は、鍛えるよりもっと簡単な、筋肉や関節の動きの中に隠れているかもしれませんよ。

空気を入れて、油を注せば軽くなるように。






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この記事を書いた人
松ヶ下将平

整体院アネロ 院長
約20年の経歴の中で述べ25,000人以上を施術。

■整体師
■鍼灸あんまマッサージ指圧師
■フィットネス総合研究所認定
 動きケアパーソナルトレーナー
■NPO法人
 日本健康体育協会認定
 痛くない運動指導士
■さとう式リンパケア初級修了
■日本伝統式霊気・上級講習修了
■リラクゼーションセラピスト

【勤務歴】
・大手の整体、リラクゼーション店では、揉みほぐし、ストレッチ、リフレクソロジーなどを行う。
・デイサービスでは、機能訓練指導員として勤務。
・整形外科では、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、四十肩・五十肩、交通事故での首の痛みなどのリハビリを担当。

【20年の経験で様々な技や知識を会得】
手術や薬を使わない不調の改善方法、健康法について日々勉強し、セルフケアの指導も得意。
「受け手にも施術者にも、やさしい施術」を心掛け、患部だけでなく、全身のバランスも大切にしています。

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