
こんにちは。名古屋市中村区で「痛くない整体」をやっています。整体院アネロの院長・松ヶ下です。
健康のための運動というと、“歩く” ことを思い浮かべる方が多いと思います。
実際に、肩こりや腰痛の改善のために歩いている方もいるでしょう。
そして「歩くようになって、以前より良くなった」という声も聞きます。
ですが反対に「歩いてるのに、良くならない」という方もいます。
なぜでしょうか。
今回は、私なりに、“歩くことで良くなる理由、良くならない理由”をお話ししたいと思います。
■歩くことで良くなる理由
歩くことは、例えば、筋肉、血流、関節に作用します。
筋肉を動かす
筋肉はゴムのように、適度に使っていると柔らかい状態を保つことができます。
歩くことで筋肉を適度に動かせば、筋肉がこわばりにくくなり、柔らかさを保ちやすくなるでしょう。
また、歩くことは全身を動かしますが、特に下半身の筋肉を使います。
そのため、デスクワークや座りっぱなしが多い現代には、特に良いでしょう。
血流が良くなる
そんな筋肉には、血流のポンプの役割がありいます。そのため、筋肉を使うと血液の流れがよくなります。
特に
「下半身に、筋肉の70%がある」
「下半身に、血液の70%がある」
と言われます。
実際におしり、大腿は体の中でも1番大きな筋肉(=大きなポンプ)ですし、ふくらはぎ は、心臓から1番遠いところにあり「第二の心臓」とも言われます。
血管は全身で繋がっています。
歩くことで70%の筋肉を使えば、筋肉のポンプの働きによって、肩など上半身の血流も良くなるでしょう。
その証拠に歩かなくても
- 足を施術するだけで、肩が軽くなる
- くるぶしまでの足湯で、背中まで温かくなる
ということもあります。
関節が動く
「関節の油が切れて…」「油を注さないといけないわ」と言う方がいます。
関節には、潤滑油の役割をする「滑液」があります。
人間の場合は機械とは違い、関節を動かすことで、関節内の滑液が広がり、関節の動きやすさにつながります。
歩くと、股関節や膝、足首といった下半身の関節だけでなく、腕を振ることで肩の関節も動かし、体を捻じることで背骨の関節も動かします。
このように、歩くことで、全身のさまざまな関節が動き、関節の動きやすさにつながるでしょう。
以上のように、歩くことで、筋肉や血流、関節など体のさまざまな部分に作用することで、肩こりや腰痛などが、良くなると考えられます。
それ以外にも、気分転換になったり、一定のリズムで歩くことが気持ちを落ち着かせたりすることもあります。
痛みは脳で感じます。そのため、こうした気分や心の状態の変化も、痛みの改善に関係する大切な要素の一つなのです。
では、なぜ歩いても良くならないことがあるのでしょうか。

■歩いても良くならない理由①
歩くだけでは筋肉や関節の動かし方が足りない
「歩く」という動作は、お話ししたように、全身を使う運動で、さまざまな筋肉や関節を動かします。
ですが、ラジオ体操、水泳、ストレッチのように、肩甲骨や股関節など、体の全体をダイナミックに動かすわけではありません。
だから、歩いても良くならない場合は、歩く程度の筋肉や関節の動かし方では足りないと考えることができます。
実際に施術していて感じること
実際に、肩こりや腰痛、膝の痛みなどのある方を施術していると、その辺りに筋肉のこわばりがあり、関節の可動域も少ないことばかりです。
特に、どちらか片側だけが痛いという方は、痛い側だけに強いこわばりがみられることもあります。
しかも中には、関節を大きく動かさないと、その左右差が分からない場合もあります。
だから、歩いていても良くならないということもあると考えることができるのです。

■歩いても良くならない理由②
そもそも“姿勢の悪さ”や”体のアンバランス”がある
また、特に中高年の方の歩く姿勢を見ると、
・肩がすくんでる
・背中が丸くなっている
・脚の運びが左右で違う
というように、そもそも体のアンバランスがあり、ぎこちない歩き方をしている方も見かけます。
そういう場合は、歩くだけで改善しようとするのは効率が悪いかもしれません。
歩くことは別に体を整えた方が、体も整いやすく、歩きやすくもなるでしょう。
「歩かないと、歩けなくなるから…」
「腰痛の改善のために、歩いてる」
というように目的があるなら、なおさらそうでしょう。
それは例えるなら、錆びたハサミでキレイに切ろうとしているようなものかもしれません。
キレイに切れないことはないかもしれませんが、研いでから切った方が楽にキレイに切れる。というような。

■不調を改善するための歩くときのコツ
不調改善のために歩くときのコツの1つは
“大股で歩く” ことです。
大股歩くことは、骨盤のゆがみの改善にいいと言われます。
骨盤は体の中心にあり、骨盤がゆがむと全身に影響するとも言われます。
それに、上には腰、下には股関節があるので、その辺りの不調にも効果的かもしれません。
とは言っても、普段何気なく歩いているだけでは、歩幅を意識することはないでしょう。
だから“意識的に”大股で歩くことが大事です。
このときのポイントは、
・無理しない程度でいい
・疲れたら歩幅を小さくしてもいい
そんな “マイペースの調整” が大事です。

■歩いてると気付くかもしれない“左右の脚の運び”
また、大股で歩いた方が分かりやすいですが、大股で歩かなくても「脚の運びが左右でなんとなく違う」と感じることがあるかもしれません。
もしそうなら、体のどこかに左右のアンバランスがある可能性があります。
その場合は、歩くこととは別で体を整える方が改善が早く、良い状態で歩けば、それを維持しやすいでしょう。
というのも、歩くことは全身を使う運動です。歩き方で体を整えることも可能だと思います。
ですが、歩いているときは、自覚できないような全身のさまざまな部分を、無意識に動かしています。
そのため「この辺りをこんな風に動かしているから、こう修正すればいい」というの自覚できて、さらにそれを修正するのは、簡単なことではないと思っているからです。
■靴も、体を良くも悪くもする
歩くなら、“靴” も注意したいところです。
以前、施術していた整形外科でこんなことがありました。
「家の中を歩くときは大丈夫だけど、外で歩くと膝が痛いんです」という方。
「外で歩くと」というのに引っかかって
「外と家の中の違い…靴!?」
と思い、靴を見せてもらうと、痛い側のかかとが大きくすり減っていました。
そこで靴を新調することをオススメし、新しい靴に替えたところ、それだけで膝が良くなりました。

■痩せるために歩く場合も
また不調ではありませんが、歩くことの目的で多いのが「痩せるため」です。
これも「歩いてるけど、痩せない」という声を聞くことがあります。
その理由として考えられるのが
「歩くことは運動の負荷としては弱い」
ということです。
リフレッシュで歩くなら、ゆっくりマイペースでもいいと思います。
ですが、目的が痩せることなら、“早歩き”をする。
また、“坂道” や “階段(歩道橋など)” があるなら、コースに入れるといいと思います。

■最後に
確認することが大事
良かれと思ってしてることでも、それではうまくいかない場合もあります。
だから目的があってしてるなら、その目的が達成されているか確認することが大事です。
歩くことにも、目的があってしてると思います。
「健康にいいというから歩く」というフワッとした目的もいいと思います。
ですが、「肩こりを良くしたい」「痩せるため」というように目的が、ある程度ハッキリしているなら、実際に変化したかということに目を向けた方がいいでしょう。
そして、もし変化がないなら、何かを変える必要があります。
・歩き方をアレンジする
(歩幅など)
・歩くとは別に何かする
(体操、体を整えるなど)
というようにした方が効率がいいでしょう。
改善点は“方法”かもしれない
また、歩いてても効果を感じない場合は、こんな風に考えることができます。
〇…もっと良くなりたいという
目的、動機はよかった。
〇…歩くと決心したこともよかった。
〇…実際に行動したこともよかった。
△…改善点は “方法” だけ。
(歩き方、歩く以外など)
「歩いてても良くならないから、ダメなんだ」ではないかもしれないのです。
目的や動機、心も、実践したこともマルだったのです。ただ方法を改善すればいいだけかもしれないのです。
そんな風に考えてみて下さい。










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